名演から学ぶ、ジャズアドリブ研究

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最高の上達方法とは環境に身を置く事

今のジャズミュージシャンってやっぱりバークリーのような音大や専門学校などで、正規の音楽教育を受けた人が多いですよね。これは日本でもアメリカでも、他の国でも同じ傾向みたいです。

 

ただ50、60年代の一番ジャズが熱かった時代に活躍したジャズミュージシャンの経歴を見ても、全て独学で、誰かに教えてもらったことは一切無いという人はさすがに稀みたいですね。短期間個人レッスンを受けたり、学校に通ったりという人がほとんどです。

 

確かにウェス・モンゴメリーのように理論も知らず譜面も読めず(ト音記号すら知らなかったとか)、研ぎ澄まされた音感だけを頼りに演奏した人もいますが、最初のとっかかりだけでも人に教えを乞うた人の方が圧倒的に多いのは事実です。

 

その意味では今も昔もジャズミュージシャンになる過程は変わらないですね。

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環境が人に与えるものの大きさ

 

でもマイルスやレイ・チャールズなどの自伝を読んでつくづく感じるのは、彼らの生まれ育った環境それ自体が、そこに生まれ育った人たちの音楽的センスを育んだという事。つまり環境が人を育てる、人を変えるということですよね。

 

何も先生に手とり足とり教えてもらわなくても、近所に楽器を弾いている人が身近にいたり、毎週日曜日に教会で歌ったり踊ったりするのが日常であれば自然と音楽的な基礎体力が備わってくるのは当たり前ですから。

 

この「環境に身を置く」ということこそ、音楽に限らずあらゆる分野で最も大切な事なんだと思います。言い換えれば、非日常を自分にとって日常にすることが大事なんだと。

 

文化(カルチャー)としてのジャズは今

 

個人の努力や才能では絶対に獲得できない「環境」もしくは「場」という力。現在のジャズシーンを語れるほど私は事情通ではありませんが、かつて米南部の教会や都会のゲットーが生み出したジャズが、今は音楽学校等のアカデミックな空間にその軸足を移している感は否めません。

 

それによって現在のジャズは生活から乖離した「非日常」的な芸術に変わり、かつての文化的な薫りは失われてしまったように思います。

 

特に昨今のコーラス系のエフェクターを多用するギタリストの演奏を聴くと何故かそう感じます。

 

生のジャズに触れよう

 

今の日本でジャズの生演奏なんて、縁がない人の方が大多数だと思います。なので生演奏を聴く機会を増やし、生のジャズに接するという行為を日常にすることが重要ですね。

 

これこそどんな練習にも勝る上達方法だと思います。ここまで読んでくれてありがとうございますです。